毎年3月の最終土曜日と日曜日に開催される雛祭り。真庭市下中津井の「なかつい陣屋」を中心に、約40軒の民家に明治や大正時代の内裏雛が並びます。雛人形のほかにも、ちぎり絵、短歌、俳句といった文芸作品も展示されます。
また、江戸時代の嫁入り行列を再現した輿入れ道中も行われます。
開催日 | 平成31年3月23日(土)、24日(日) 午前9時〜午後4時 |
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開催場所 | なかつい陣屋一帯(真庭市下中津井地内) |
その他 | 「輿入れ道中」は両日とも午後1時から |
問い合わせ先 | なかつい陣屋 TEL0866-52-5001 |
北房の中津井地区は、かつて備中松山城下と美作国を結ぶ往来の中継点としてにぎわった地です。江戸時代に備中松山藩主が伊勢亀山藩に移る際には、亀山藩の飛地領となり代官所が置かれました。
町並みには旧家も残っており、今でもその繁栄の面影を残しています。
雛の文化まつりでは、約40軒の民家の軒先に大小さまざまな雛人形が飾られます。代々受け継がれてきた雛、手づくりの創作雛などを、風情ある町並みで楽しむことができます。
また、江戸時代末期に地元の庄屋から倉敷市児島の塩田王「野崎邸」への輿入れを再現した「輿入れ道中」はイベント最大の見どころ。長持などを持った侍者をずらりと従えた嫁入りの様子は圧巻で、往時の町の繁栄を映し出しているようです。